~積み木について~
知育おもちゃの代表として知られる積み木。それぞれの月齢・年齢によって、子どもは積み木から色んなことを学んでいます。グランパパでは「1歳は積木元年」と呼んでいたりするのですが、実際には子どもと積み木が出会うタイミングは様々です。少し早い方だと出産祝いとしてや節句のギフトとして。1歳のお誕生日にいただいたり、サンタさんからのプレゼントだったり。お年玉としてプレゼントされたりということも。弟や妹が生まれ、3歳くらいになって、一緒に遊ぼうと思って、あるいは小学校に入る入学祝いだったり。
積み木と出会うタイミングは様々ですが、ぜひ遊んでいただきたいおもちゃです。
[なぜ積み木あそびが大切なの?]
手にするものすべてが新鮮に映る子どもにとって、積み木はただの木ではありません。
積み重ねて崩して、また積み直しては壊してを繰り返していくうちに、違う形の木を重ねていけばまったく違った造形ができあがることを学びます。また、積み木を携帯に見立てて「もしもし?」とまねっこをしたり、お家を作ってお人形さんのドールハウスのように遊んだりもできます。大人と一緒にあそべるのでコミュニケーションツールにもなってくれたり。つまり、積み木は子どもや一緒に遊ぶ大人の方の発想によって遊び方が無限大なのです。想像力を養い、積み木があれば色々な遊びができるからと、選ばれ続けています。
また、最近では科学的な観点からも積み木あそびは注目されています。アメリカのデラウェア大学とテンプル大学が行った実験の結果から、「ブロックやパズルで遊ぶことが子どもの空間認識能力を鍛え、それが将来学校で難しい数学問題を解くときの助けとなる」と述べられています。ブロックや積み木で遊ぶことは子供の空間認識能力を高め、それが後々、数学や科学の問題を解くのに役立つそうです。
[積み木は成長に合わせて遊び方が変わります]
赤ちゃんは特に大人が想像するよな積み木の遊び方ではありません。
大人と一緒に遊んで、少しづつ学びながら、創造力を養っていきます。
■赤ちゃんの頃
にぎにぎしたり、なめたり、ふったり、ポイッとしてみたり。
この頃は積むあそびはできません。両手に積み木を持てるようになってくると、カチカチッ♪とぶつけて音や感触を楽しむようになります。誤飲しにくい「基尺」の積み木を選ぶことや安全な塗料が使われているかで選んであげたいところです。
■1歳頃
まずは『崩す』といあそびから。大人が積み上げてみせて、それを崩して楽しみます。積み上げたものを崩すと形が変わることから、バラバラのピースの積み重ねで出来ていることを認識していきます。収納の袋や箱がついているものだと、ポイポイだしたり、全部出したら、今度はしまってみたり。それを繰り返したりして遊びます。
■1歳半~2歳頃
この頃に積むお手本を見せていると、だんだんと積み木を積むのが上手になってきます。最初から積み木で遊べる赤ちゃんはいないので、「こういう遊び方があるんだよ」と教えてあげることが大切です。同じ場所に高く積む遊びができるようになってくる頃なので、重ねやすい立方体の積み木を持たせてあげましょう。成功したら、一緒に手をたたいて喜んであげると、子どもは達成感というものを学ぶことができます。
■2歳頃~3,4歳
2歳を過ぎてくると、少しづつ複雑な作品を作るようになります。一般的な『積み木あそび』ができるようになってきます。色と形を自由に組み合わせることで、自分の見たことのあるものや大人がお手本をみせてくれたものをまねして作ります。この頃になってくると、より複雑なものを作りたいので、数十ピースでは物足りなくなってきます。様々な形が入った積み木セットを増やしてあげると、より創造力・想像力を養ってあげられます。全部で100ピース以上用意してあげるのがおすすめです。
■5歳以上
この頃になると、かなり高度で複雑な形をつくれるようになっていきます。大人を驚かせるようなものを作ってみせてくれたりする場合もあり、本当に積み木あそびが好きな子どもには、さらにピースを増やしてあげてもいいかもしれません。小学生になっても、積み木あそびは現役。6歳なら6歳なり、7歳なら7歳なりのより高度な遊び方をします。
積み木遊びは、
- 数量感覚や空間認識力など数学の基礎となる力が身につく
- 想像を形にする
- 形にする為に問題を解決する
- 問題を解決する為に根気良くチャレンジする
- チャレンジした結果が生まれて、達成感や満足感を味わう
- 新たな意欲が生まれる
このように、“生きるための根底を築く遊び”ではないかと思います。
また、積み木を選ぶ際のポイントについて、大きさや色、面取りの有無などあります。それらを含めて、当店で取り扱いしているおすすめの積み木をご紹介致します。
[色について]
本格的に積み木あそびをする頃には、カラー積み木か白木積み木かは関係なくなってくると言われています。
ただ、赤ちゃんの頃に色がついている積み木のほうをお子さんが好んだり、色の認識あそびができたりという理由で、カラーを選ばれる方もいらっしゃいます。逆にお城など作品を作った時に見た目が良くなるほうがいいと、白木のみのセットを選ばれる方もいらっしゃいます。お子様の好みと大人の方のどの積み木がより良いものかという判断になるかと思います。
[基尺(サイズ)について]
基尺とは、その積み木の基本となる寸法で、積み木セットの正立方体の一辺の長さのことを言います。
この基尺を基本として、いろんな積み方をしても必ず高さがあうように各パーツが作られており、バランス良く積み重ねていくことが出来ます。
1辺の長さが30mmなら、基尺3cm
1辺の長さが40mmなら、基尺4cm
積み木の目安サイズとしてこのように表記がされていて、積み木の数を増やしてあげる時に、重要になります。
同じ基尺のものであれば、何かを作ろうと積み上げたときに、左右同じ高さになりやすいので、大きさや形を認識しやすくなります。子どもは自然に形や数を認識して、「三角+三角=四角」、「正方形+正方形=長方形」と無意識に足し算をしていくので、想像の世界を形にしていくことができるのです。ピース数を増やしてあげる時には、一度お手元の積み木を測ってからが良いでしょう。
子どもが大きくなり、積み木の大きさの違いを理解・活かすようになってきた頃には反対に違う基尺のものがあっても、より頭を使い楽しく遊べます。
[面取りについて]
面取りとは、積み木の角を削り落とす加工がされていることです。積み木にはこの面取りがされているものと、されていないものがありますが、多くのものは面取り加工がされています。これはケガをしにくいようにという配慮からされていますが、面取りされていないものは、逆に接地面が大きくなり、積み上げやすいとこちらを選ぶ方もいらっしゃいます。
経験されたことのある方も多いと思いますが、面取りがされている積み木でも赤ちゃんがポイッと投げて、角があたると大人でも、とても痛いものです。。。子どもが小さい頃には面取りがされているもの、ポイッとしなくなってきた頃でしたら、面取りなしでもよいかと思います。
また、一般的なそれよりさらに丸く面取りをした積み木、『まーるい積み木』もあります。
赤ちゃんにより安心な積み木をと考えられる方にはこちらもおすすめです。
[おすすめの積み木]
日本製 白木押し車積み木
積み木選びで迷ったらこれ。日本製と分かる風合いと作り。ぶなの木の手触りが温かく、品質のよさが伝わるグランパパおすすめのロングセラー積み木です。ニギニギ、カチカチ音合わせ、横ならべ、積み上げ、積み木くずし、形わけ、数かぞえ・・・と年を追うごとに、想像力がかきたてられ、大切なおもちゃのひとつになっていくことでしょう。積み木遊びはもちろんのこと、押して遊べるプッシュウォークにも、またお片付けの際パズル感覚としても遊べる、多くの学びがある積み木です。
グランパパ オリジナル 積み木
グランパパオリジナルの国産の積み木。国産の良質なブナ材を使用しています。手になじみやすい4cm基尺で、初めてのつみ木にぴったりです。もちろん、すでにつみ木をお持ちの方にもおすすめです。お片づけに最適なオリジナル巾着付きです。様々な形のピースがバランスよく入っていて遊びやすいセットになっています。
日本製 まーるい積み木
一般的な積木も角を削っていますが、それよりさらに角を丸くした積木シリーズ「まーるい積み木」。「角が削られているけどやっぱり不安」という方の声にお応えしました。専用のボックスになっているわんちゃんの引き車は、動かすと赤い耳がフリフリ揺れてかわいいです。また、わんちゃんのお顔は外してお使いいただくこともできます。ブロックを積み上げ、そしてくずし、想像力を養っていく積み木。専用の収納箱もついているのでお片付けも学べます。もちろん、カラー積み木の塗料も赤ちゃんが舐めても安全なものになっています。出産祝いや誕生日プレゼントとして喜ばれます。
カラー引き車積み木
日本製の定番な引き車のカラー積み木セット。きれいな白木と安全な塗料でカラーリングされた積み木は、とても品質がよくお祝いにも人気です。積み木の数も23ピースと積み木の初めての積み木セットとしてちょうどよいのも、贈り物として人気なポイントです。三角、四角、長方形、円柱などバランスよく様々な形の積み木が入っています。また、収納箱の引き車ケースも喜ばれます。ひもで引いてみたり、パズル感覚でお片付けしてみたり。おすすめの積み木セットのひとつです。
【国産 コルク積み木】
日本の職人が作るコルク製の積み木!この積み木の素材のコルクは、地中海沿岸部に育成するコルク樫の樹脂製です。地中海西部にはアフリカから砂塵の混じった熱い偏西風が吹き込みます。その偏西風から木を守るために厚い皮ができるといわれ、その皮からは上質なコルクが作られます。赤ちゃんが飲み込めない大きさなのにとても軽く、角もないので安心して遊べます。しっとりした手触りで、滑りにくく、斜め積みにも挑戦できます。
参考例もついているのでそれからアイディアを膨らませて色々と創造できます!
国産 積み木入り ジョイフルワゴン
積み木はもちろん、それ以外の楽しい知育あそびも詰まった日本製の木のおもちゃセット「ジョイフルワゴン」。積木や形合わせ、数あそび、トンカチたたき、ボール転がしのあそびの要素が詰まっています。付属のおもちゃはすべてワゴン内に装着・収納できるので、片付けも簡単!しっかり歩けるようになってきた頃に、まるでワゴン販売のように押すお子さんはとっても楽しそう。積み木を「はいっ。どうぞ!」と渡してくれたりします。型はめを何度も繰り返したり、そろばんあそびをしてみたり。
この品質は国産ならでは。安全性に配慮して接着剤を一切使用しないという、徹底ぶりは職人のこだわりを感じます。1歳の誕生日やお節句のプレゼントなどにもおすすめのセット。
tegu マグネット積み木
木でできているのに、磁石になっている面白い積み木。磁石でくっついたり反発したり。積むだけでなく、横から繋げるなどのさらに高度なあそびができるようになっています。3歳頃のお子さんから100歳を超える大人の脳トレまでできる知育玩具は積み木とは全くちがう感覚であそべて、形を作るのがとっても楽しい!マグネットなのでくっつくだけでなく、反発もするのでその組み合わせを考えながら造形をする必要があり、実はとても頭を使います。
様々なピースセットがあり、組み合わせてより複雑なものを作ったり、タイヤが入ったセットもあるので、自分だけの車を作ってみたり。想像力がさらに膨らむ楽しいマグネット積み木。キッズから大人の方まで贈り物としてもおすすめです。
想像力と想像力は自発的な力につながります。子どもはもちろんおもちゃと一緒に過ごす大人の方にとっても「見て嬉しい&遊んで楽しい&学んで成長できる」、そんな積み木をぜひご家庭に迎え入れる。そのような感覚で選んでいただけると良いと思います。