[科学的にも証明されたことわざ]
「三つ子の魂百まで」この言葉を聞いたことがありますか。
これは3歳頃までに人格や性格は形成され、100歳までそれは変わらない。という意味で使われることわざです。
ことわざなんて迷信でしょと思われて方、この言葉についてはそんなことはありません。乳幼児期に人格形成の基本が出来上がるということは科学的に証明されています。
脳の発達に関係するニューロンの数が1歳頃でピークを迎えるということもわかっています。
昨年より話題の「学力の経済学/中室牧子 著」という本があり、この本で書かれている言葉を借りると、人格や情緒面は「非認知能力」と呼び、反対にIQや学力テストなど数値化できるものを「認知能力」と呼びます。
数字で見える認知能力を伸ばすより、数値化が難しい非認知能力(「意欲」「協調性」「粘り強さ」「忍耐力」「計画性」)を伸ばすことに力を入れてあげることが将来、お子さんの人間的成功に結び付くと科学的データを挙げてくれています。
子育て世代の方は興味があれば一度読んでみてください。
今でこそ科学的に証明できるものですが、
歴史の中でそれを育んで「三つ子の魂百まで」という言葉を考えた先人たちの功績は、素晴らしいとしか言いようがありませんね。
3歳頃までの子供の脳の発達は著しく、これ以上に脳が成長する時期は他にないと言われています。
ママやパパとどんな遊びをしたか、どんなおもちゃでどんな遊びをしたか。どんなところに行ってどんな景色をみたか。
その時々、一緒にいる大人はどんな表情だったか、笑っていたか、悲しんでいたかなど、そのすべてから赤ちゃんは無意識に学んでいます。
その無意識の中に自我が作られていく訳ですから、幼いころが特に大切というのは当然といえば当然ですね。
逆に悪い例もあります。近年はあまり聞かなくなりましたが、「抱き癖」という言葉です。
「ずっと抱っこしていると癖になってしまうから、あまり抱っこしない」という育児方針のひとつですが、サイレントベビーになってしまう原因です。泣いてもママは来てくれないと諦めてしまい、何事にも諦めがちな子供になってしまうというもので、3歳までの大切な時期の心に絶望感を与えてしまう残念な例です。
周りに抱き癖がついちゃうよと言われても、抱っこし続けてあげたいですね。
抱き癖やお子様の心について詳しく書かれたBabyParkさんの記事。
こちらもぜひ参照ください。
http://www.babypark.jp/contents/menu1-3.php
[世界各国にも三つ子の魂百までのことわざがあった!]
三つ子の魂百までということわざは、実は日本だけのものではありません。他の国でも同じような意味のことわざが多くあります。少し紹介いたします。
イギリス:The child is father of the man.
訳:子供は大人の基
つまり、「子供時代の感化や経験が大人になった時の性格を決定する。」という意味になり、三つ子の魂百までと同じような意味にあたります。
フランス:ヒョウは斑点を変えることはできない。
動物に喩えられていますが、これも小さな頃に決まった人間性は大人になってからは変えられないという意味です。
韓国:雀百まで踊りを忘れず
幼い時の悪い癖は、一生改まらない。という意味でこれもやはり三つ子の魂百までとほぼ同じ使い方をされているようです。
世界各国でも同じようなことわざがあるほど、乳幼児期の教育はとても大事ということが分かります。
私たちグランパパはおもちゃで情緒の安定や木のおもちゃという「本物」に触れて遊んでもらうという知育を提案している訳ですが、買い与えるというだけでは足りません。そのおもちゃを大人の方が一緒に遊んであげることこそがお子様にとって一番良い発達を促します。
生まれてからこの3歳頃までを特に大切に育ててあげたいですね。
関連ページ:グランパパの想い
http://www.granpapashop.com/hpgen/HPB/entries/21.html